瞑想

瞑想と癒しの力

Benefits of meditation

 

「瞑想のなかでは、癒しが起こります。
心が静かで、澄みわたり、完全に満たされるとき、とても力強い癒しがもたらされるのです。」
                                                                                        シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカール

花開くのは、健やかなつぼみだけです。同じように、健やかな存在のみが花開くのです。

では、健やかでいるためには、どうしたらいいでしょうか。

最高の健康状態とは、精神的に穏やかであり、落ち着き、情緒が安定していることです。
“Swasthya”とは、サンスクリット語で健康という意味であり、また自分の本質と共にあると
いうことを意味しています。Swasthya、健康とは、ただ心と体に限られたものではなく、
自分の内なる意識とつながることも含んでいるのです。
意識がより澄んでいくと、より健康になっていきます。

 

プラーナ(生命エネルギー)の増加

プラーナ(生命エネルギー)は、健康や満足感の土台となるものです。
瞑想によって、私たちはこのプラーナを取り込むことができます。
多くのプラーナに満たされると、身体が生き生きし、心が澄みわたり、よりエネルギーに溢れ、朗らかになります。
プラーナを欠くと、倦怠感やだるさが増し、やる気がなくなったりします。

 

瞑想を通して、病気とどう付き合うか

病は気からという言葉があります。心に注意を払い、心を乱すものをクリアにできたなら、回復は早まります。
病になる原因の例:

  • 自然の摂理を侵した結果としての病 ― 過食など
  • 自然界の一部として存在する病 ― 風邪や伝染病
  • 過去から残る心の印象やカルマからの解放として現れる病

自然は既にその病に対する治療法を用意してくれています。
そして、健康や病気は、物質世界・身体に必ずついてまわるものです。
瞑想を実践することは、ストレスや心配事、不安を手放し、心の状態を高めることとなります。
それは身体や脳や神経システムに良い影響を与えることとなり、そうすると病気の状態も変わっていきます。

健康状態や、病気について、あまり心配しすぎないことです。
病気について心配しすぎると、エネルギーを病気に差し出すこととなります。
私たちの中には、健康や病気が共に存在しているのです。
心を良い状態に保っていれば、病気の状態は変わっていきます。

  • 瞑想をすると心が落ち着きます。
  • 瞑想は、ストレスが体内システムに入り込むのを防ぎ、さらに蓄積されたストレスを取り除きます。
      そして健康や喜び、活力が湧き出てきます。
  • 瞑想をするようになると、脳の動きが落ち着きます。それは心や体全体をケアしてあげることになります。

 

感情のヨゴレを洗い流す

落ち込んだことにより感情的公害を起こしたとして、いつの日か罰金を課される未来がやってくるかもしれません。
周りにいる人の言葉は、私達の心の状態に影響を与えます。
言葉は安心や喜びを与えることもあれば、嫉妬や怒り、不満や悲しみをもたらし、心を乱すこともあります。
心が自らの本質と共にいない時、私たちは周りの人の言葉に振り回されがちです。 瞑想は、「感情のヨゴレ」から自分自身を守るカギなのです。

 

瞑想とともに花開くもの

瞑想は魂の変容をもたらします。人生への理解が深まるにつれて、万物の神秘が花開いていきます。
人生の意味とは何か、人生の目的とは何か、この世界は何か、愛とは何か、智慧とは何か
というような質問が心に浮かんできます。

このような質問が心に浮かんだということは、あなたは、とても恵まれているということです。
これらの質問は、探究しつづける価値のあるものです。
ただし、その答えは書物だけでは得ることはできません。
この質問を胸に人生を送り、自らの変容を見守ることです。それは、この上なく豊かなことです。
そうして、内側から変容が起こり、蕾は完全に花開くのです。

 

瞑想で世界が変わる

瞑想することで環境が浄化されます。
瞑想やスダルシャンクリヤ呼吸法は、敵意や暴力を変容させ、思いやりや、愛情、相手を思う気持ちへ
変えていきます。怒っている人のいる部屋に入った時、何か感じませんか?感情は伝染するのです。

同様に、円満で楽しい場では、私達は心地よく感じます。
なぜこのように感じるか、不思議に思うかもしれません。
感情は身体の中だけにとどまるものではありません。感情は辺り一面に広がっているのです。
心はこの世界を形づくる五元素(土・水・火・風・空)よりも、よりかすかなエネルギーであり、
身体を超え、広く周囲に存在しています。火を灯した時、火の熱は炎だけにとどまらず、
その場全体に伝わります。それと同じことです。

注: みじめだったり、落ち込んでいる時、その感情を感じているのは自分だけではありません。
その時、私達はその感情を周り全体に、ばらまいているのです

現在、地球規模で起こっている紛争や退廃のために、日々少しでも瞑想するのは大切なことです。
瞑想をすることで、環境にある負のエネルギーを変容させ、より円満な環境を創ることになるのです。

 

瞑想と呼吸の癒し

アートオブリビングで何よりも光を放つ智慧、それはスダルシャンクリヤ呼吸法です。

この呼吸法はとても独特で、癒しをもたらすだけでなく、強力にエネルギーを取り込むことができます。

  • 全ての細胞が酸素で満たされ、新たな活力で溢れだします
  • 身体から負の感情を洗い流します
  • 緊張や、不満、怒りを解き放ちます
  • 不安や、落ち込み、無気力を取り払います
  • 心や体を和ませます

スダルシャンクリヤの後は、心が澄みわたり、穏やかで内なる軸を感じるようになります。
今この瞬間に在ることの喜びが広がり、心から笑うことができるようになります。

「スダルシャンクリヤや瞑想をしましょう。これを実践することで、内なる変容が起こり、
 奥深くにある愛に灯りがともります」

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